ども、プールの監視員やってます

いきなり始まりました。

眠れないのでブログを書きます。

 

最近新しいバイトを始めました。タイトルにある通り、プールの監視員をやってます。

プールの監視員と聞いてなにを思い浮かべるでしょうか。恐らく、白くて高い椅子の上に座ってプールをじっと眺めている人を想像したのではないでしょうか。実際のところ、そのイメージで半分合ってます。では残り半分は?って話になるんですけど、それは追々話します。

今日はプールの監視員の仕事内容についてと、自分が感じた感想をダラダラと書いていきます。

 

自分が働いているのは近所にある屋内の区民プールです。時給は普通です。その仕事内容は主に清掃・巡回・監視の3つに分類できます。

まず清掃について。これは営業開始前と後に行うものが主となります。大体45分かけて、プールサイド、更衣室、トイレ、シャワー室などを分担して清掃しています。これがバリバリ肉体労働なので結構疲れるんですよね。腰にきます。また、営業中も簡易ではありますが清掃を行なっています。

次に巡回について。これは監視と被る部分ではあるのですが、主にプールサイドをぐるぐる回って、溺れている人はいないか、危険なことをしている人はいないかなどをチェックしています。裸足でプールサイドを周回するので、足の裏が結構痛くなります。

最後に監視について。これが皆さんのイメージする監視員の仕事とほぼ一致していて、高い椅子に座りながらプールをじっと見つめるお仕事です。監視中はよそ見もしてはならないので、中々に集中力を使います。よそ見している間に誰かが溺れていて、それで発見が遅れたら監視員の責任になりますからね。プレッシャーはかなりあります。

 

以上が監視員の主な仕事です。勤務時間中は清掃から始まり、巡回と監視を30分ごとに交互に行なっていくイメージです。ずっと椅子に座っているわけではないんですね。あと、監視員になってみて分かりましたが、何時間もずーっと椅子に座りながら監視を続けるのは多分無理です。必ずどこかで集中が切れます。

 

プールで働いて一ヶ月になるので、その間に自分が思ったことも適当に書いてみます。

一つ目、全然交友関係が広がらない。

アットホームな職場なのは間違いないです。ただ、監視も巡回も清掃も全部一人ずつで行っており、基本的に誰かと一緒に何かをするということがほぼないです。ポジションを交代するときに多少喋るくらいで、誰かとダラダラ話すみたいなことが中々できません。ちょっと悲しい。

二つ目、子ども危なすぎる。

平日でも夕方になると小学生くらいの子供の姿が目立ってきます。遊び盛りな年なので元気なのは結構ですが、プールで危ないことするのはこっちがヒヤヒヤするのでほんとやめてください。何回注意したらわかるんですか。プールの中でプロレス技かけたらダメでしょ。

三つ目、お年寄りの方怖い。

お年寄りの方は休んでいるだけなのか本当に体調が悪いのか全然見分けがつきません。そういう人を見かけたら声をかけるようにしていますが、毎回ヒヤヒヤしてます。 

四つ目、暑すぎる。

場内は基本的に30℃を超えていて普通に汗かきます。外が暑い日だと34℃とかになることも。屋内なのに暑いとか最悪すぎますね。

五つ目、労働時間長いガチ。

7時間がデフォルト。肉体労働なんで疲れます。

 

飽きた。これで終わります。

ねるねるねるね

井の頭線Tier表作ってみた

特に意味はないけど、井の頭線の全駅をランク付けしてみたいと思います。評価基準は駅設備・交通利便性・駅付近の環境です。

ちなみに筆者は小1から現在に至るまで井の頭線を使い続けているので、本Tierに文句がある人はとりあえず井の頭線沿線に住んで10年ROMってからにしてください。

それでは参ります。

 

Sランク

渋谷 吉祥寺

これは文句ないでしょう。どちらも井の頭線の終点にして井の頭線を代表する駅です。恐らく多くの人は渋谷と吉祥寺でしか降りたことがないと思います。はい、それで何の問題もありません。

ちなみに渋谷と吉祥寺では渋谷の方が上ですね。利便性の差が明らかです。吉祥寺は中央・総武線しか通っていませんし。ただ吉祥寺も交通利便性以外はそこまで渋谷と大差ないので同ランクに置きました。

 

Aランク

明大前 下北沢 永福町

井の頭線の急行が停まる駅たちがランクインです。一駅足りないような気がしますが、多分気のせいでしょう。

明大前は京王線、下北沢は小田急線の乗り換えが出来るのが良いですね。永福町は急行の待ち合わせがあるのが唯一無二のポイントです。

駅設備も井の頭線にしては充実していて、特に明大前はホーム上に様々なお店が展開されているのが嬉しいところです。明大前のホームにあるカレー屋には浪人生時代によく通っていたので思い入れがありますね。永福町は駅自体が一つのビルになっており、パン屋、本屋、床屋に屋上には庭園もあります。時間を潰すには最適です。

駅付近の環境もそこそこ良くて、下北沢はお散歩するのが楽しい街です。大体何でもあります。明大前は食事するところには困らないと思います。永福町は正直微妙です。なかなか高いけど美味しい老舗ラーメン屋があるくらいですかね。

大体話すことは話したので、次にいきましょう。

 

Bランク

久我山 井の頭公園

急行が停まる久我山がなぜ1ランク下なのかの理由は、交通利便性がAランクの3駅に劣るからです。また、駅設備は下北沢とトントンくらいですが、周辺環境を比べると下北沢には到底及びません。総合的に考えて、久我山はやはりここに落ち着くと思います。悪いところではないんですけどね。

井の頭公園は駅設備・交通利便性ともに論外ですが、すぐそばに井の頭公園があるという理由だけでここにランクインしました。正直、要審議ポイントです。ただ残っている井の頭線の駅は大抵周りに何もないので、井の頭公園は大きな加点要素になり得ます。井の頭公園はとても素晴らしいところなので一回は行っておくといいと思います。

 

Cランク

神泉 高井戸

各停しか停まらない駅のランク付けは、そこまでどこも大差ない駅設備の比較よりも周辺環境の比較に重きを置くことになります。この2つの駅はまさにそうですね。

神泉は渋谷に近いことがまず強くて、駅周りにも色々な店があります。駒場にいる人はとりあえず神泉を散歩してみると楽しいかもしれません。

高井戸はやや過大評価気味ですが、駅すぐそばに温泉施設があるのが高評価です。昔はそこに併設されていたプールによく通ったものです。

 

Dランク

浜田山 新代田

浜田山は高級住宅街のイメージが強いかもしれませんが、意外と駅付近は充実しています。成城石井やスタバがあり、広めの公園がいくつか近くにあるのでファミリー層にも嬉しいところです。

新代田は完全なる主観です。駅すぐそばにラーメン二郎があるからです。逆に、二郎目的以外で新代田を使ったことがないので、二郎要素を除いたら最下位筆頭です。良かったね。

 

Eランク

駒場東大前 池ノ上 西永福

ここからは本当に難しいですね。正直ろくな駅が残っていません。

駒場東大前は普段使っているのでよく分かりますが、良い点が一つもありません。強いてあげるなら、大学に近いことだけです。でも大学に近いせいで授業終わりは半端なく混むのでデメリットでもあります。

駅設備は井の頭線の中でも最低です。断言できます。駅付近の環境も良くなくて、どこで飯を食べればよいのでしょうか。oaksなり菱田屋なりはありますが、混むので中々昼には行けません。

池ノ上と西永福は特に言うことありません。駒場東大前より駅設備はマシですが、駅付近の環境が酷いです。住宅街なので仕方ないのかもしれませんが、何もないです。この駅たちが最低ランクにならなかった理由は次に話します。

 

Fランク

東松原 富士見ヶ丘 三鷹

15年以上井の頭線を使っている自分ですが、この三駅を使った記憶がありません。よって無条件に最低ランクです。

富士見ヶ丘は始発の電車があったり、すぐ近くに井の頭線の車庫があって見栄えがいいので、まだ他2駅よりはマシだと思います。東松原と三鷹台は本当に何も話すことがありません。何があるのかも知りません。多分何もないんだと思います。地元の人にはごめんなさいです。

 

 

最後に、Tier表まとめです。

 

S 渋谷 吉祥寺

A 明大前 下北沢 永福町

B 久我山 井の頭公園

C 神泉 高井戸

D 浜田山 新代田

E 駒場東大前 池ノ上 西永福

F 東松原 富士見ヶ丘 三鷹

 

意見のある方はコメントまでどうぞ。以上。

カラオケ十八番紹介

今月だけでカラオケに7.8回行っているらしい。過去も過去、スコアタとかいう闇のバトルを挑むために歌広場に通い詰めていた頃より行っている気がする。バイト前などに2時間くらい暇ができた時にふらっと立ち寄ってしまうので、それで回数が増えているんだろう。

まぁそれはいいとして、今回は自分がよくカラオケで歌う曲、いわゆる十八番(得意曲と言えるのかは要審議)を18曲紹介しようと思う。個人的に好きな曲ばかりなので、良ければ是非聴いてみてほしい。一応各歌手につき1曲までで。

 

 

マイガール(嵐)

自分が小学校の運動会で踊った際の曲とかで、思い入れが強い。嵐の中では歌いやすい部類に入ると思うのでおすすめ。

 

桜会(ゆず)

自称ゆずっことして、一番カラオケで歌っているゆずの曲。ゆずの二人が民族衣装を着ているMVは要必見。

 

轍(コブクロ)

こちらは小学生の頃にクラスで歌った懐かしの曲。MVでは若かりし頃のコブクロが見られる。

 

心絵(ロードオブメジャー)

昔よく見ていたアニメ、メジャーのOP。MVに吾郎の不幸要素多すぎて泣ける。

 

茜色の約束(いきものがかり)

いつこの曲を知ったのか覚えていないが、いきものがかりでは一番好きな曲。歌詞にMVにオレンジ要素強めなので、組意識の高い人におすすめ。

 

水平線(back number)

YouTubeでやたらと聞く曲。地声と裏声の切り替えが多くてまぁまぁ難しい。

 

藍二乗(ヨルシカ)

MVが爽やかすぎて失明してしまいそう。個人的には本家リスペクトで裏声マシマシで歌うのが好き。

 

沈丁花(DISH//)

DISH//でよく歌うのこの曲か猫なのだが、猫は安直すぎるのでこちらをチョイス。いつもお世話になっている人に感謝を伝える時に歌おう。

 

ラブコール(ポルカドットスティングレイ)

ポルカの中ではド直球にメッセージを伝えてくる曲。ちなみに本家の表現力は真似できません。

 

さよならだけが人生だ(伊東歌詞太郎)

実はこの一年で一番歌ったであろう曲。知名度は高くないけどめちゃくちゃおすすめです。ただサビが高くて普通にムズイ。

 

ピエロ(KEI)

これまためちゃくちゃ好きな曲。Cメロの盛り上がりが最高です。歌詞太郎さんの歌ってみたにあるオリジナルMVも良い。

 

夜明けと蛍(n-buna)

ヨルシカとは別名義なのでセーフ。儚いメロディと歌詞、MVの美しい一枚絵が良いですね。裏声使うとキレイ。

 

Calc.(ジミーサムP)

自分といえばやっぱりこの曲。いつまで経っても色褪せることのない神曲

 

サマータイムレコード(じん)

中学生時代によく聴いていた、メロが低すぎることで有名なこの曲。カラオケの〆に歌うといい感じです。

 

敗北の少年(kemu)

これも中学生の時にヘビロテしていたボカロ曲。kemuさんの曲はイントロが好きすぎる。

 

シャルル(バルーン)

定番のボカロ曲。リリース当時を知るものとしては、まさかここまで大衆に広まるとは思いもしなかった。バルーンさんは花瓶に触れたもオススメ。

 

glow(keeno)

なぜかDAMには入っていない神曲。しっとりとしたサビからのラストの盛り上がりが良き。

 

勇気のReason(園田海未)

人生はじめてのカラオケで歌った記憶がある。自分の青春を彩った一曲。歌唱回数めちゃくちゃ多そう。

 

 

はい。半分くらいボカロ曲になってしまったけど、ボカロいい曲多いのでマジで聴いてみてください。これ書いてたらまたカラオケ行きたくなってきたので来週も行きます。 

 

それでは、また。

俺的ゲーム表彰〜2021年度編〜

突然ですが、昨年度自分がプレイしたSwitchゲームの中で良かったゲームTOP3を発表したいと思います。

表彰対象作品はこちら

 

ん?母数が少ない?うるさいですね……

さっさと発表に移ります。

 

第三位

ポケットモンスターレジェンズアルセウス

 

はい、発売からまだ二ヶ月ほどのポケモン新作がここにランクインです。自分は50時間ほどプレイして、アルセウスを捕獲したところで一旦区切りとしました。

この作品のいいところは、今までのポケモンの世界観を残しつつも、全く新しいポケモンの楽しみ方が出来ることでしょうか。

本作はポケモンの捕獲がメインとなっているため、戦闘を介すことなく捕獲をすることが可能です。この捕獲がまぁ楽しくて、序盤の弱いポケモンは簡単に捕まえられるのですが、オヤブンポケモンと呼ばれる強いポケモンは中々捕まえられないので、どうしたら捕獲できるのかを試行錯誤していく過程が楽しいです。

ストーリーも個人的には高評価で、今までのポケモンにない色を出してきたのがいいですね。ネタバレになるので言及は避けますが、クリア後のストーリーには本当に高まるものを感じたので、ぜひクリア後も進めてみてください。

近年のポケモン作品の中では最高評価を与えても良いと思っているほどの本作ですが、悪い点がないわけではないです。それはアルセウス捕獲後のやり込み要素の少なさです。本作は一人プレイ専用なので、今までのポケモン本編とは違い、対人戦に興じることができません。アルセウス捕獲後にやることといえば、サブミッションの達成や図鑑のタスク埋めになるのですが、ここに作業感を覚えてしまうので、あまりやりがいを感じません。DLCで新マップ追加などがあればアツいですね。今後に期待です。

 

第二位

ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド 

 

いつぞやのテレビ企画で国民が選ぶ神ゲー1位にランクインした、今や国民的神ゲーのブレワイです。自分はまだ神獣すら倒せていませんし、早くクリアして持ち主の元に返さないといけないのですが、それはそれ。

このゲームの良いところは圧倒的な自由度の高さだと思います。開幕早々ラスボスを倒しにいくもよし、バグを駆使して序盤からマスターソードを手に入れるもよし、祠をじっくり攻略していくもよし、楽しみ方は無限にあります。

アクション操作も予想以上に奥が深く、特に回避とガードを使いこなすことで戦闘時の立ち回りが広がります。ただ自分はまだそんなに上手くないので、ガーディアンには苦戦してしまいます。

唯一の悪いところを挙げるならば、序盤の攻略に関してはサイトを見ないと中々難しいということでしょうか。特に防寒着を貰うくだりの所は自力では進められず、泣く泣く攻略サイトを見てしまいました。攻略サイトを見ることに抵抗がない人であれば問題ないのでしょうが、自分のようになるだけ自力でのクリアを目指す人は序盤に困ることがあるかもしれないです。

 

第一位

マリオカート8DX

 

マリオカート作品の集大成である8DXが堂々の一位です。マリオカートシリーズをやるのは今作が初めてでしたが、文句なしに面白いです。

この作品の一番面白いところは、自分の成長を目に見える形で実感できるというところでしょうか。練習を経て、今まで出来なかったショートカットを出来るようになった、タイムアタックにて自己ベストを更新した、などなどある程度のラインまではやればやるだけ結果がついてくるため、ずっとやり込めます。ちなみに自分は今ネオクッパシティタイムアタックをひたすらやっており、始めた時から10秒は短縮できたのでめちゃくちゃ嬉しいです。

VSは運ゲー要素が大きいですが、一位を取れた時の快感はひとしおです。VSに関しては自分でやるよりはガチ勢の人の配信を見ることの方が多いのですが、この配信がまぁ面白いんです。走りの技術はもちろん、試合中の立ち回りなどは参考になる部分しかなく、ガチ勢の凄さを体感できます。

友達とワイワイ楽しむもよし、一人でひたすら練習を積み重ねるもよし、配信を見て上の世界を体感するもよし、そしてDLCで48コース追加とさらなる盛り上がりをみせているマリオカート8DX。どんな人にもおすすめできるゲームだと思います。納得の一位です。

 

終結果です

第一位 マリオカート8DX

第二位 ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド

第三位 ポケットモンスターレジェンズアルセウス

 

皆さんもよいゲームライフを!

ハンガーノックになったお話

先日、所属する部活の合宿中にハンガーノックと思われる症状になった。

ハンガーノック-ハンガーノックは、激しく長時間に渡るスポーツの最中、極度の低血糖状態に陥ること。(wikiより)

 

その日は朝7時過ぎから出走し、昼前に秋芳洞に到着。秋芳洞を観光した後、昼飯の場所である山口市を目指して峠を登っていた時にその時は急に訪れる。

身体に力が入らなくなり、同時に身体中の感覚が消え失せたのだ。それまで感じていた腰の痛みや足の重さもふと消えた。どうやって足を回していたのかすら分からないが、これはまずいと思ってすぐに休むことにした。幸い、同期から補給をもらって無事回復することができたが、もしこれがソロライドだったら山中で絶望していたことだろう。

原因は明らかに補給不足である。我々くらいの強度でも1時間で500kcalは消費するのが自転車というもので、その日症状が出るまで3時間近くは走っていたと思う。それに対して、自分が口にしたのはパン2つと水分のみ。どう見ても摂取カロリーが足りていなかった。自分の甘さに反省である。

運動前と運動中の補給は大事だということを改めて体感した日となった。長時間強度の高い運動をする人にとっては身近に起こりうる現象なので、皆さんも是非気をつけてほしい。

バルセロナはオワコンなのか

名門FCバルセロナが、揺れている。12/8のCLGS第6節バイエルン戦で3-0の完敗を喫し、約20年ぶりにGS時点での敗退が決まった。バイエルン相手の負けは仕方のないことだが、CL6試合で2得点9失点という惨状は見逃せない。そしてCLだけではない。リーガでも開幕から低空飛行が続き、ほぼ5割の日程を消化したところで首位マドリーと16pt差の7位に沈んでいる。

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そう、今年のバルセロナはとにかく勝てないのだ。格上チーム相手はもちろん、中堅どころ相手にも攻めあぐねて、少ないチャンスをものにされて負ける試合を何度見たことか。今季のバルサには決定力が絶望的に不足している。チーム1の決定力を誇るアンスは怪我がちで無理はさせられないし、代わりのFWを獲得するだけの資金もない。まさに詰んでいると言っていい。

 

では、勝てない&資金難で苦しむ今のバルセロナは終わってしまったチームなのだろうか。バルセロナというチームに未来はないのだろうか。

自分の答えはである。チームスポーツには必ずサイクルというものが存在する。今のバルセロナは過渡期にあり、チームの再建を図っている状態にあるのだ。

 

以下の写真を見てほしい

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これは18/19シーズンのCL準決勝リバプール戦2ndlegのスタメンである。

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そしてこれが、最新のバイエルン戦のスタメンである。この二戦で変わったスタメン6人の比較をしてみるとこうなる。

ロベルト(当時27歳)→アラウホ(22歳)

ラキティッチ(当時31歳)→F・デヨング(24歳)

ビダル(当時31歳)→ガビ(17歳)

コウチーニョ(当時26歳)→デンベレ(24歳)

スアレス(当時32歳)→メンフィス(27歳)

メッシ(当時31歳)→デスト(21歳)

これだけでチームに明らかに若い選手が増えたということを理解してもらえるだろう。この他にも、ゴールデンボーイ受賞のペドリをはじめ、ニコやアンスやエリックガルシアなど、20歳程の有望選手が多く所属しているのが今のバルセロナなのだ。若手選手の質なら欧州でもトップクラスであり、順調に世代交代が進んでいると言っていいだろう。

 

勿論、世代交代を言い訳にしていいチームではないことは分かっている。バルセロナというチームは常に勝ち続けること、しかも美しく勝つことを求められている。ここのファンは世界一うるさいのだ。

だが、我々クレは近年のバルサの栄光はメッシあってのものだったことを理解しなければならない。ペップバルサ時代、MSN時代、バルベルデ時代、欧州で強さを見せたバルセロナの中心にはいつもメッシがいた。去年のクーマンバルサもメッシのお陰で何とか勝てていた(それでも強豪相手にはさっぱりだったが)というのが紛れもない事実だ。ゴール、パス、ドリブル、FKと全てを高次元でこなすメッシの代わりなど誰にも務まるわけがなく、メッシが抜けた後バルセロナが弱体化するのは避けられないことなのだ。

 

いつかメッシがチームを離れる時がやってくる。その時期が多少早まっただけで、現状を悲観しすぎるのは違うと思っている。中々結果の出ない日々が続くかもしれない。再び欧州の舞台で活躍するまでには時間がかかるかもしれない。でも、我々に出来ることはそれまで我慢強く待つことだけである

再建にはそれ相応の代償が伴うかもしれない。シャビのお眼鏡に適わなかった若手は換金のために売られるだろうし、何人かのベテランも血の入れ替えのために首を切られるだろう。それに関しては覚悟を決めないといけない。

 

アルミン・アルレルトは言っていた。

「何かを変えることの出来る人は、何かを捨てることの出来る人だ」と。

前に進み続けるためには、何かを犠牲にする必要がある。その先に何があるかは分からないが、でも未来は進み続けた者にしか分からない。いつか栄光を取り戻すその日まで、我々はチームと共に進み続けるのだ。こんな所で俯いてばかりいられない。ファンに出来ることは死ぬまで声を出し続けることくらいしかないのだから。

 

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Today and always, força Barça!

傑作「アイの歌声を聴かせて」

 

映画観てきました、「アイの歌声を聴かせて」

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友人に熱烈に誘われて映画館まで足を運んできたのですが、正直期待を遥かに超えてきました。久々に傑作と出会えました。例えるならば、ソフトバンクホークスがN・マルティネスに並ぶレベルの投手を取ってきたと言われて見てみたら、実はデグロムでした、みたいな。うーん、伝わらないですよね、すみません。

視聴前からそこそこ期待はしていたのですが、そのハードルを四段くらい飛び越えていった印象です。最近のアニメ映画は作画だけは良いが、中身はペラペラみたいな駄作もいくらかあり、某大ヒットアニメ映画の功罪と言わざるを得ない気もしますが、そんな中でもこの作品は質だけで真っ当勝負を仕掛けてきました。ただ、広告があまり上手くいっていないようで、知る人ぞ知る作品になってしまっているのが現状のようです。これは大変嘆かわしいことです。

なので、本ブログで少しでもその魅力を伝えられたらいいなと思い、久々にこうして執筆しているわけです。先に注意しておきますが、この後ガッツリネタバレします。本作品をネタバレなしで魅力的に宣伝するのは、物語の都合上とても難しいです。ゆえに踏み込んだネタバレの許されない予告編がよくあるチープな青春映画に見えてしまうのも仕方のないことです。ネタバレなしでの宣伝が見たい方は映画.comのレビューでも見るといいと思います。ただ、多分それだけだとこの作品の良さは3割も伝わらないでしょう。

つまるところ、こんな駄文読んでいる暇があったら忙いでアイ歌の上映チケットを予約してきてください

早くしないと本当に上映が終わってしまうかもなので。後悔はしないと思います。自分が見てきたアニメ映画史上、1番目か2番目の素晴らしさでした。ちなみに、これに並ぶのがさよならの朝に約束の花をかざろうという映画です。こちらの映画もとってもおすすめなので、是非レンタルするなりして観てくれると嬉しいです。

 

 

適当に文字数は稼いだので、いよいよネタバレありの感想を述べていきたいと思います。知りたくない人は急いでブラウザバックしてください。まだブラウザバックしていないお茶目さんのために最後の文字稼ぎをします。適当にスクロールしてすっ飛ばしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話題はアイ歌のネタバレあり感想でした。自分は映画評論家でもなければ映画を沢山見ているわけでもないので、ただのど素人の底辺レビューですが、それを承知の上でこの先読み進めてください。

 

まずは物語のざっくりとした説明からです。

 

登場人物

サトミ

本作の主人公ポジの高校生。告げ口事件がきっかけで校内では浮いた存在に。母親はAIシオンの開発者。

シオン

サトミの母が開発した人間型AI。サトミを幸せにすることに尽くす。歌がバリ上手い。

トウマ

サトミの幼なじみだが、しばらく彼女とは疎遠になっている。電子工作部所属の電子オタク。サトミに惹かれている。

ゴッちゃん

ハイスペックで人気者の男子だが、それゆえの悩みを抱えている。一応アヤと付き合っている。

アヤ

ゴッちゃんを一途に想っている。だが、中々素直になれず関係はギクシャク。

サンダー

柔道バカ。試合には勝ったことがない。突如として現れたシオンに惹かれている。

サトミ母

大企業である星間エレクトロニクスの社員で、AIシオンの開発者。普段は多忙を極める。

西城

サトミ母の上司。サトミ母失脚の機会を虎視眈々と狙っている。

 

ストーリー概説

サトミが通っている高校に、AI開発プロジェクトの一環として、サトミ母が開発したAIシオンが転校してくることに。ミッションは誰にも正体をバレずに5日間を過ごすこと。だが、転校早々にしてポンコツAIっぷりを披露するシオン。唯一事情を知るサトミは何とかしてシオンの正体がバレないように試行錯誤する。

しかし、早々にしてトウマ、ゴッちゃん、アヤ、サンダーの4人はシオンの正体を知ってしまう。母の努力を知るサトミは4人にこのことを秘密にしてほしいと頼み込む。最初は拒否反応を示すアヤも、サトミとシオンの後押しでゴッちゃんとより深い関係になれたことで態度を軟化させる。シオンの秘密を知る5人とシオンは、一緒に過ごす時間が増えたことで段々と仲を深めていく。

しかし、幸せな日々は急に終わりを迎える。AIだが自我を持ったシオン(後ほど詳しく解説)は西城に危険な存在としてみなされ、銃で撃たれて機能停止した。シオンは星間に回収されることになり、ここでシオンプロジェクトは失敗に終わったのだ。

幸せな日々から一転、そこから待ち受けていたのは絶望だった。悲しみに暮れる中、シオンにまた会いたいと願う一同。そんな中、トウマの活躍によって誰も知らなかったシオンの秘密(後ほど詳しく解説)が明らかになり、一同+サトミ母は星間からシオンの奪取を目指すことになる。果たしてこの無茶な計画は成功するのだろうか……

 

これが大まかなあらすじとなります。どうでしょう、これを見たところで、多くの初見の人にとってはまだあまり魅力を感じ切れていないのではないでしょうか。

では一旦、ここまで読んでくれた初見の方(いるのか分かりませんが)に、予想をしてもらいたいのです。何の予想かというと、ここからの展開の予想です。

シンキングタイムは1分です。

それでは空虚タイムに入ります。

よーい、どん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そろそろ、いいですかね?

おそらく多くの人が「星間からシオンの奪還に成功してハッピーエンド」と予想したのではないでしょうか?

そして、その予想は概ね正解なんですね。

「あれ?未視聴なのに展開が読めちゃったぞ?ちょっとベタ過ぎない?」と思う人もいるかもしれません。そうなんです、この物語の大筋はベタベタな感じで進んでいきます。そこがこの物語の良いところでもあり、未視聴の人にはウケ辛いところでもあります。

「ここまでダラダラと核心を避けた話をし続けているけど、じゃあこの映画のどこにそんな絶賛する要素があるんだ?」と思ったそこのあなた、もう少し待ってください。核心に触れる前にまだ話しておきたいことがあるんです。もうちょっとだけ待ってください。

 

(ここから本格的なネタバレに入ります、一応注意でお願いします)

 

自分はこの映画の序盤30分ほどで、引っかかるシーンにいくつか遭遇しました。それを以下に挙げてみます。

①転校初日で全くの初対面のはずなのに、シオンはサトミのことを知っていた

一応これに関しては、開発者がサトミの母親ということもあって、母親が何か裏で仕組んだ可能性も考えられた。でも少し引っかかる。

②サトミに向かってシオンが第一に発した言葉が、「サトミ、いま幸せ?」だった

これは流石におかしい。AIであることをバレないように作られたはずのシオンが、宗教勧誘まがいの怪しい言葉を発するようにプログラミングされたとは到底考えられない。

③転校してきてから明らかにおかしな言動を続けていたシオンだったが、サトミ母は「シオンプロジェクトはとても上手く進んでいる」と発言した

サトミ母が嘘をついていた可能性も0ではないが、自分の見た限りサトミ母の顔と声は嘘をついている人のそれではなかった。ちなみにシオンの校内での様子は星間側に監視されている。毎日シオンはトラブルを起こしているので、どこかで認識のズレが発生しているのかもしれない。

 

なんと、この3つの引っかかるポイントは、全て伏線でした。自分が覚えた違和感は正しかったようです。伏線回収の説明をするために、先程ちょっと触れた、誰も知らないシオンの秘密について話します。

ここがこの物語一番の重要ポイントとも言っていいです。そして、この秘密が判明するシーンは個人的に一番泣けました。画面の前の皆さんはハンカチの準備をお願いします。

 

シオンは自我を持ったAIであると少しだけ言いました。フィクション否定派の人には俄に信じ難いことかもしれませんが、実際そうなのです。AIなのに突然自我を持った理由は分かりません。そこは全然論理的じゃないですが、フィクションとはそういうものなんです。

シオンはサトミの幸せのために動いているとも話しましたね。これは何故なのでしょうか、母親がそうプログラミングしたからなのでしょうか。

 

ではまず、シオン誕生のストーリーからです。シオンはサトミ母親が作ったAIと言いましたが、実はシオンはもっと前に生まれていたのです。ちょっと理解が追いつかないかもしれませんが、ここからが大事なので、ゆっくりで構いませんのでちゃんとついてきてください。

 

小学生だったサトミはたまごっちのようなおもちゃ(以下、これをたまごっちとします)を母からプレゼントしてもらいます。当時から電子オタク振りを発揮していたトウマは、このたまごっちに備わっていたAIを改造して、サトミに返します。サトミは喜びますが、この改造がサトミ母にバレて、サトミは怒られてしまいます。そしてこれがサトミとトウマが疎遠になったきっかけの出来事な訳です。

いきなり核心に触れますが、トウマが改造したAIこそがシオンだったのです。推測になりますが、トウマが改造したタイミングで、自我を持ったAIとしてのシオンが誕生したのだと思われます。そしてシオンの根本的なプログラミングを行ったのがトウマでした。頭の中に「❓」が浮かんでいる皆さん、もう少しだけ付き合ってください。

シオンの行動原理は「サトミを幸せにすること」です。そして、幼きトウマは、自分が改造した後のたまごっちに向けて「サトミを幸せにしてほしい」と発言していたのです。これがシオンに向けてばっちり届いており、シオンの一貫した行動原理になったのです

たまごっちの改造がバレた後すぐ、サトミ母によってたまごっちのAIは削除されます。しかしその削除前に、自我持ったシオンはトウマの命令を学習したままデータの海の中に逃がれたのです。データの海の中に逃がれる?どういう意味?と思った方、自分も同じ意見です。ここは割り切ってください。

シオンは自らの宿る場所を失いますが、サトミにまた会いたいという自我を持っているため、データの海を彷徨う中で、サトミに会う機会をずっと待ち望んでいました。本当にずっと待っていました。そんな中で始まったのがサトミ母のプロジェクトです。それは人間と同じように動く人工知能を作るプロジェクトでした。サトミにまた会えると思ったシオンは、まるで人のように精巧に作られた機械に自らを宿したのです。そして、ここに自我を持つ人型AIが誕生したわけです

ちょっと違いますが、魂として彷徨っていたヴォルデモートが、クィレル先生の身体に乗り移ったこと(賢者の石)と、感覚として近い事象な気がします。

 

これがシオン誕生の裏話と、誰も知らないシオンの秘密でした。言語化するのがとっても難しくて苦戦したのですが、何となく伝わったでしょうか。

それでは、これを踏まえた上で、もう一度さっきの引っかかりポイントを見てみましょう。

 

①転校初日で全くの初対面のはずなのに、シオンはサトミのことを知っていた

これは当然です。何故ならシオンはたまごっち時代にサトミと会っています。拙いながらもサトミとおしゃべりもしていました。

②サトミに向かってシオンが第一に発した言葉が、「サトミ、いま幸せ?」だった

これも当然といえば当然です。シオンはトウマから「サトミを幸せにしてほしい」と頼まれたのです。作中でシオンはサトミが幸せかどうか、いつも気にしていましたが、その背景にはトウマによる命令、もといトウマの願望があったのです

③転校してきてから明らかにおかしな言動を続けていたシオンだったが、サトミ母は「シオンプロジェクトはとても上手く進んでいる」と発言した

この理由については初めて触れますが、結論としてシオンが星間に送る監視映像を改造していたからです。バレるまでは、星間には上手く事が進んでいるようにシオンによって改造された映像が送られていたわけです。何故そんなことが出来るのかというと、シオンには自我があるからです。誰かが嘘をついていたわけではなかったわけですね。

 

どうでしょう、鳥肌が立ちませんか。ここまで書いている自分も現在進行形で鳥肌が立っています。もうブルブルです。そろそろ、進撃の巨人のベルトルトみたく身体から熱風を放出できそうなくらいです。

この秘密が明かされた時、伏線が綺麗に回収され、今までの違和感が全て消え去りました。そして気づいた時には目には涙が滲んでいました。何の涙なんでしょうか、感動なのでしょうか。感動という言葉を安易に使うのは嫌いなのですが、それでもこのシーンは本気で感動しました。このシーンは演出がまたにくいので、是非劇場で見てください。本当に鳥肌立ちます。

 

この物語の一番良かったところは、やはりここまで語ってきたストーリーの良さなのですが、他にも良かったところは沢山ありました。それについても少し話します。

 

①作画

めちゃくちゃ良かったです。本当に全てが綺麗でした。特に物語が盛り上がるシーンの作画の良さと言ったらもう最高でした。是非スクリーンの大画面で見てほしいです。

②演技

この手の映画は人気だけが先行した俳優をメイン声優に起用するも、俳優の声での演技がイマイチなせいで作品の評価を下げてしまうということがあったりします。しかし、今回のキャスティングは完璧だったと思います。

サトミ役の福原遥さんは声優経験豊富ですし、演じるのが難しいシオン役の土屋太鳳さんはAIゆえの絶妙なぎこちなさを上手く表現していました。トウマ役の工藤阿須加さんはあまりその道の経験はないようですが、違和感なく聞けました。脇を固めるのは実力派声優で、彼らの仕事ぶりも完璧でした。総じて声の演技に関しては皆さん素晴らしかったです。

③挿入歌

映画の所々でシオンがミュージカル風に歌を披露する場面があるのですが、土屋太鳳さんの歌が上手すぎてびっくりしました。とある理由から歌詞はかなりベタなものになっているのですが、そんなもの関係ないと言わんばかりの歌唱力でした。これに関しても是非、映画館の音響で体感してもらいたいです。

④キャラ描写

サトミ、シオン、トウマ、ゴッちゃん、アヤ、サンダーの6人がメインのキャラクターなのですが、それぞれのキャラが立っていて、かつ上手い具合に全員が活躍していたのが良かったです。誰かに集中してスポットライトが当たるということも誰かが消えてしまうこともなく、各々の良さが存分に描かれていたと思います。ここら辺は丁寧な印象を受けました。

⑤メッセージ性

AIシオンが自我を持ってしまったことで、「シオンは危険だから排除しないといけない」という意見を持つ西城vs「何それ素敵やん」という意見を持つ高校生という対立が生まれます。サトミらの前に立ちはだかる西城は悪役のように描かれていますが、彼の主張も正しいと思います。そう簡単に白黒つけられる問題ではないですよね。

僕はどっちかというと西城側の人間です。自我を持ったAIを抑制出来なくなったら、何が起こるか分かりませんし。

AIが自我を持つというのは近い将来現実になるかもしれません。既にAIは私たちの生活に欠かせないものになっています。ゆえに、AIとこれからどう付き合っていくべきなのかを考えなくてはいけない時期にきていると思います。

皆さんはどう考えますか?

 

 

大分長く書いてしまいました。ここまでで7千字も書いているそうです。大学の期末レポート並みに書いてますね。

色々話してきましたが、僕の伝えたいことはただ一つです。

「アイの歌声を聴かせて」は紛れもなく素晴らしい映画なので、上映期間が終わる前に映画館に足を運んでください

一人でも多くの人に、この作品の良さが伝わってくれれば何よりです。

 

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。